こんにちは、OM建築工房です。
夏の日射しを遮り、室内を涼しく保つ方法として以前、軒を紹介しましたが、
今回は庇を紹介します。
庇は、主に窓の上や玄関などの開口部にある小さな突き出しのことです。
OM建築工房では、窓上に庇を設ける場合30cm程度の長さにしています。
玄関や勝手口に設ける場合は、長めにだします。
庇のメリット
1.夏の日射しを防ぐ
夏の強い日差しが窓から入ってくるのを防ぎ、冬の日差しは室内に取りこむような長さにしています。
2.窓や扉の雨除け
雨降りの日に玄関から出るときや窓を開けるとき、
頭や体が濡れたり、室内に雨が降り込んでくるのを防ぎます。
3.窓や玄関、外壁の汚れを防ぐ
窓ガラスやサッシ、玄関の扉に汚れがつくのを防ぎます。
また、窓に雨が直接当たるのを防ぐことで、窓ガラスの埃や汚れが水滴と一緒に家屋の外壁に垂れずに済みます。
4.タープやすだれがかけやすくなる
総2階の建物の場合、軒の出だけでは、1階部分に入ってくる日射を防ぎきれない場合があります。
そこで、1階の窓をに庇をつけておくとタープやすだれ、よしづを設置するのに便利ですよ。
日射遮蔽のポイントとなるのは、庇と軒です。
軒についての記事はこちら↓
をお読みください。
*********************************************
夏至が近づき、日がどんどん長くなっていますね。
太陽の高さが高くて暑い「夏」
その夏のうちで最も太陽が高くなる日が夏至です。
日の照っている昼の時間が最も長い日です。
なぜ、最も日射しが強い夏至の日が一番暑い日ではないのでしょうか。
それは、地球を取り巻く大気が「暖まりにくく、冷めにくい」性質を持っていることによります。
このため、太陽の日射しによって地表がだんだん熱せられ暖まり、それによって地表に接する空気が熱せられます。
また、日本は海に囲まれていますが、さらに海水は熱容量が大きく暖まりにくく冷めにくいこともあり、太陽の運行より外気温の上昇が遅れることから、真夏日が8月に多くなるんですよ。