voice01. 快適と安心を「交換」で続ける
2016年の夏にハンドリングボックスを交換された、浜松市北区にお住まいのKさん。
ハンドリングボックスの交換を機に、OMソーラーの家を建てた動機や住み心地、そして、ハンドリングボックスを交換された経緯やOMソーラーのメンテナンスなどについてお話を伺いました。
快適だけでなく安心も
KさんがOMソーラーの家を建てたのは今から24年も前のこと。展示場で体験した暖かさがきっかけでした。暖かい家、とくに床暖房が快適なのは当たり前ですが、どのようにして暖めているかに関心があったといいます。
「電熱線やお湯を配管して床暖房を行なう方法などもありましたが、故障したときやメンテナンスのことを考えるとちょっと大変そうだと思いました。その点、太陽で床暖房するというのはとても理に適っているし、空気で熱を運ぶというのも安心だと思いました。空気なら多少漏れたって平気ですからね。」
家とは長い付き合いになることから、快適さだけでなく、“安心”ということも重要だと考えていたそうです。
家づくりの際に集めたOMソーラーに関する資料を、今でも大切に保管しているとのこと
冬は早く家に帰りたい
こうしてOMソーラーの家を建てられたKさんは、驚いたことに入居してから現在まで毎日、天候や外気温、棟温(集熱温度)や室温などを記録してこられました。OMソーラーの家に暮らしていると外の様子や温度が気になるようです。
「家内からは不評ですけどね(笑)。私が留守のときには家内に記録を頼むものですから…。」
そんな奥さまも「冬は自分の家にいるのが一番快適なので、外へ出かけるのが億劫になってしまいます。他の家に行くと寒くて早く家に帰りたくなるんです(笑)。」
天気のいい日は陽射しも家の中にたくさん入るため暑いくらいだといいます。暖房が不要な時期はお湯採りも行っており、一年を通して太陽の恩恵にあずかっているといいます。
入居以来続けている温度の記録
「交換」は自然な流れ
快適な暮らしを続けて来られたKさんですが、昨年の夏、集熱温度の異変に気付きます。
「これまで夏でも100℃を超えることは無かったのですが、去年の夏は何度か超えることがあって変だなあと思ったんです。すぐに工務店に連絡し、点検を依頼しました。」
点検の結果、ハンドリングボックスの不具合が原因だと分かりました。ハンドリングボックス一式の交換となるとそれなりの費用が掛かってしまいますが、Kさんは二つ返事でした。
「部品の交換で凌ぐことも考えられましたが、もう十分過ぎるほど働いてくれたので、古いハンドリングボックスは御役御免にすることにしました。」
ハンドリングボックスの交換はKさんにとって自然な流れという認識だったそうです。
交換前のハンドリングボックス(左)と新しいハンドリングボックス(右)
Kさんは少し前にボイラーと貯湯槽も交換されており、今回のハンドリングボックスの交換でOMソーラーのシステム全体を一新された形になりました。
「OMソーラーといえど、ファンやモーターなどは機械ですから、いつか壊れるのは当たり前ですよね。そんなことは家を建てるときから分かっていたことです。別の床暖房を採用していたとしても同じですし、もしかしたらもっとメンテナンスに費用が掛かっていたかもしれません。それに比べれば20年以上もタダで働いてくれたのですから、掛かった費用は十分に見合っていると思いますし、何よりOMソーラーの快適さには代えがたいものです。」
機器の進化にも感心
竣工以来続けてこられた温度の記録は、ハンドリングボックスを交換した今でも続けています。
「タッチパネルのリモコンに変わり、温度表示が分かりやすくなりました。USBメモリーにデータを記録することもできるし、インターネット(エコナビOM)経由で過去一年分のデータを閲覧することもできるので手書きする意味合いはないのですが…。」
集熱温度の異変に気付いたのは毎日の記録あってこそでした。奥さまも「液晶パネルにはその日の天候によって太陽や月、雲が表示されたり、木々の葉が落ちたり、赤トンボが飛んだりして季節感も感じるので見るのが楽しみになりました。こうした時代に合わせた機器の進化にも感心しました」と語り、別の喜びも感じられているようです。
工務店あってこその安心
Kさんの家を建てた工務店は残念ながら倒産してしまいましたが、OMソーラーの工務店ネットワークが安心を下支えしていると話してくださいました。
「対応してくれる工務店あってこその安心ですね。建ててくれた工務店が倒産したときは、この後のことを誰に頼んだらいいのか分からなくて不安でしたが、OMで繋がった工務店が見てくれるのは本当に心強いです。」